エンシェールズカラーバター完全攻略!プロ直伝の使い方と失敗防止術
ブリーチ毛やハイトーンカラーのメンテナンス、さらには個性的なインナーカラーを楽しむヘアトレンドにおいて、不動の定番アイテムとして君臨し続けている「エンシェールズカラーバター」。髪を傷めることなく鮮やかな発色と指通りの良い質感を同時に手に入れられるトリートメントカラーとして、サロンワークの現場からセルフカラー愛好家まで絶大な支持を集めています。
しかしその一方で、「思ったような色に染まらない」「塗布した場所によって激しい色ムラができてしまった」「乾いた髪と濡れた髪のどちらに塗るのが正解なのかわからない」といった悩みの声が後を絶ちません。仕上がりを左右するシャンプー前後の正しい手順、放置時間や加温のメカニズム、さらには髪質別の発色条件を論理的に理解していれば、自宅でもサロン級のクオリティを再現できます。本稿では、プロのヘアカラー理論と最新の実践データに基づき、失敗を防ぐための確実な塗布テクニックを徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:成分の90%以上がトリートメントで構成され、髪を一切脱色・傷めずに「塩基性染料+HC染料」でイオン吸着と浸透発色を叶える。
- 要点2:しっかり濃く発色させたいなら「乾いた髪」、伸びの良さと均一な馴染みを重視するなら「タオルドライ後の濡れた髪」と使い分けるのが鉄則。
- 要点3:黒髪やブリーチなしの暗髪には発色せず、ムラ防止には「たっぷり塗布+コーム通し+ラップ加温」のプロセスが決定打となる。
【基本手順】エンシェールズカラーバターの正しい使い方とシャンプー前後の鉄則
エンシェールズカラーバターで理想の髪色を叶えるためには、塗布前の下準備から洗い流しに至る一連のフローを正確に把握しておく必要があります。一般的な酸化染料(アルカリカラー剤)とは染毛メカニズムが根本から異なるため、特に「シャンプーのタイミング」には細心の注意を払わなければなりません。
染毛プロセスにおいて最も重要な事前準備は、塗布前のシャンプーで髪の表面に付着した皮脂・スタイリング剤・シリコン皮膜を完全にリセットすることです。髪に油分やコーティング剤が残っていると、染料のイオン吸着が著しく阻害され、染まりムラや極端な色付きの悪さを引き起こします。プレシャンプー時はトリートメントやコンディショナーを使わず、ノンシリコンタイプのシャンプーでしっかり洗い上げることが成功への第一歩です。
塗布作業をスムーズに進めるための標準的なステップは以下の通りです。
- ステップ1(下準備):シャンプー後、しっかり水気を切る。フェイスラインや耳周りに油分多めの保護クリームを塗り、手袋を装着する。
- ステップ2(ブロッキング):髪を上下左右の最低4ブロックに分け、ダッカール(ヘアクリップ)で固定する。
- ステップ3(塗布作業):毛先や襟足など染まりにくい部分から根元に向かって、ケチらず贅沢な量を均一に塗布する。
- ステップ4(コーミング):目の粗いコームで優しく全体を梳かし、髪の1本1本に染料を行き渡らせる。
- ステップ5(放置とすすぎ):規定時間放置後、ぬるま湯で色水が出なくなるまで入念にすすぎ流す。
カラーバターを洗い流す直後は、シャンプー剤を使用せず「ぬるま湯のすすぎのみ」で仕上げるのが基本です。配合成分の90%以上が高性能トリートメントでできているため、シャンプーでゴシゴシ洗ってしまうと定着しかけた染料が流出するだけでなく、トリートメント成分による被膜保護効果まで洗い流してしまいます。仕上がりの手触りを向上させたい場合は、すすぎの最後に毛先へ軽くコンディショナーを馴染ませる程度に留めましょう。

乾いた髪vs濡れた髪はどっちが染まる?放置時間とラップ加温の絶大効果
セルフカラーを行う多くの人が直面する最大の疑問が、「乾いた髪に塗るべきか、それとも濡れた髪に塗るべきか」という使い分けです。結論から述べると、どちらが正解というわけではなく、目的とする発色の濃さと塗りやすさの優先度によって使い分けるのがプロの流儀です。
原色系や濃いアッシュなど、染料の定着力を極限まで高めて鮮やかに発色させたい場合は「乾いた髪への塗布」が適しています。髪に水分が含まれていないため、染料が薄まることなくダイレクトにキューティクル表面と内部へ吸着します。一方で、髪が乾いている状態はクリームの伸びが悪く、塗布量が足りないと激しい色ムラを引き起こしやすいデメリットも持ち合わせています。
これに対し、淡いパステルカラーを狙う場合や、ロングヘア全体を一気にムラなく仕上げたい場合は「しっかりタオルドライした濡れた髪への塗布」がベストです。水分がクッションとなりクリームが滑らかに伸びるため、初心者でも均一に馴染ませやすく、作業スピードを劇的に向上させられます。
そして、発色と定着力を決定づけるもう一つの決定打が放置時間とラップによる加温効果です。公式の基本放置時間は15分〜20分と指定されていますが、塗布直後に頭部全体をラップで隙間なく密閉し、ドライヤーの温風で約3〜5分間優しく加温することで、キューティクルが緩んで染料の吸着率が飛躍的に高まります。加温後はラップを巻いたまま自然放置で熱を冷ます「クーリング時間」を5分程度設けることで、キューティクルが引き締まり、染料をしっかりと内部に閉じ込めることが可能です。
【データで比較】エンシェールズカラーバターの仕様・コスト・色持ち一覧
カラーバターの特性を正しく把握するため、配合染料の特徴、セミロングにおける標準使用量、コストパフォーマンス、色落ちサイクルなどを客観的な数値データでまとめました。
| 項目 | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 主成分と染料構成 | トリートメント基剤90%以上 HC染料+塩基性染料 | アルカリカラー(ジアミン配合) | 酸化剤不使用のため髪の内部破壊がなく、ハイダメージ毛でもノーリスクで着色可能。 |
| セミロング全頭の適正使用量 | 約100g〜150g (レギュラー200g容器の約半分〜3/4) | 市販泡カラー1箱(約80〜100ml) | カラーバターは「少し余るくらいのたっぷり塗布」がムラ防止の絶対条件。節約は失敗の元凶。 |
| 色落ち期間と褪色サイクル | 約3週間〜1.5ヶ月 (淡色系は2週間、濃色系は1ヶ月超) | マニキュア:2〜3週間 塩基性カラー:約1ヶ月 | シャンプーごとに徐々に褪色し、嫌な赤みや濁りが出にくく綺麗に落ちていく設計。 |
| 代表アイテムの価格帯(目安) | ダークシルバー等:約2,250円 クリアクリーム(200g):約1,545円 | サロンカラー:6,000円〜12,000円 | 200gの大容量でリタッチやインナーなら数回使用可能。極めて優れたコストパフォーマンス。 |
| 推奨放置時間・温度管理 | 自然放置15〜20分 (加温時:温風5分+クーリング5分) | 一般カラー剤:20〜30分 | トリートメント成分主体の特性上、長時間置きすぎても髪は傷まないが、定着は20分前後で飽和する。 |

【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアル|人気色の配合とインナーカラー術
SNSやコスメレビューサイトにおける膨大なユーザーフィードバックを精査すると、エンシェールズカラーバターを巧みに使いこなしている愛好家たちには共通のテクニックが存在することが浮き彫りになります。
特に絶大な支持を誇るのが「アッシュミルクティー」の使い方です。このカラーは、ブリーチを2回以上施した16〜18トーン以上のハイトーンベースに使用することで、外国人風の透明感あふれるグレージュカラーを表現できます。しかし、黄色みが強く残った14トーン前後のベースにそのまま塗布すると、くすみが濁った緑色(マット)に転んでしまうケースが報告されています。現場の検証では、あらかじめ紫系を微量混ぜて黄ばみを打ち消すか、ベースの黄色みをしっかり抜いてから塗布することが成功の秘訣です。
また、鮮やかな原色を自分好みのミルキーカラーに調整する際に欠かせないのが、無色トリートメントである「クリアクリーム」で薄める調合テクニックです。例えば、原色のビビッドピンクやオーシャンブルーに対し、クリアクリームを「1(原色):5(クリア)」〜「1:10」の比率で混ぜ合わせることで、市販品にはない絶妙なパステルトーンを自在に生み出すことができます。
公式発表資料によると、2025年6月2日をもって人気カラーの一つであった「ライトパープル」(200gレギュラーサイズ・20gプチサイズ共)が廃番となりました。現在はこの透明感パープルを再現するため、公式およびユーザーの間で「ショッキングパープル」などの既存パープル系にクリアクリームを多めに調合して類似色を作るミキシング手法が広く浸透しています。
近年セルフカラーで圧倒的需要を誇る「エンシェールズ インナーカラーのやり方」においても、プロ推奨の塗布テクニックが威力を発揮します。公式YouTubeチャンネル等でも実証されている「時短7分塗布テクニック」を応用し、以下の手順で行うと失敗を防げます。
- 耳上から襟足にかけてのインナーセクションをダッカールで正確にブロッキングし、表面の被さる髪を完全に隔離する。
- インナー部分の髪をさらに上下2段にスライスし、アルミホイルを敷いた上でハケと指を使って根元から毛先までたっぷりとカラーバターを塗り込む。
- 塗布した毛束をホイルで包み込み、表面の髪に染料が付着するのを物理的に遮断する。
- 密閉状態で15〜20分放置後、表面の髪を濡らさないようインナー部分だけをピンポイントで洗い流す。
このホイルワークを取り入れることで、意図しない場所への色移りを100%防ぎ、コントラストの効いた美しいツートンスタイルを完成させることができます。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|「黒髪は染まらない?」「色ムラが出る理由」
カラーバターを検討する過程で、ネット掲示板や知恵袋などで頻繁に見受けられる「誤解」について、毛髪科学の観点から真実を明らかにします。
誤解1:エンシェールズは黒髪やブリーチなしの暗髪でも茶髪やアッシュに染まる?
これは完全な誤解です。エンシェールズカラーバターには、自毛のメラニン色素を分解・脱色する成分(アルカリ剤や過酸化水素)が一切含まれていません。黒い画用紙の上に淡い絵の具を塗っても発色しないのと全く同じ原理で、黒髪に塗布しても色はほぼ認識できません。光に透かした際にわずかにニュアンスを感じる程度です。ブリーチなしの髪に発色させたい場合でも、最低限10〜12トーン以上の明るい茶髪ベースが必要であり、透明感のあるシルバーやパステル系を求めるなら14トーン以上のブリーチが必須条件となります。
誤解2:放置時間を1時間以上長く置けば置くほど色が濃く定着する?
トリートメント成分主体の製品であるため、長時間放置しても髪へのダメージはありません。しかし、染料の吸着量は約20〜30分で飽和状態に達します。1時間放置しても20分放置+加温を行った仕上がりと発色の濃さに有意な差は生まれません。むしろ頭皮の冷えや体温低下を招くだけであるため、適切な加温とクーリングを組み合わせた20分前後の放置が最も効率的です。
誤解3:市販の適当なコンディショナーで薄めても問題ない?
クリアクリームの代わりに自宅にある市販トリートメントで薄めようとする人がいますが、これは色ムラや染料分離の大きな原因になります。市販トリートメントに含まれるシリコン量や界面活性剤の電荷バランスによって、塩基性染料が凝集してしまったり、イオン吸着が阻害されたりするためです。均一な希釈発色を得るためには、専用に設計された「エンシェールズ クリアクリーム」を使用することが毛髪科学的にも推奨されます。

【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
ヘアスタイルの自己表現が多様化し、個人のアイデンティティやセルフブランディングと直結する現代において、ダメージレスに髪色をチェンジできるカラーバターは極めて有用なツールです。しかし、髪質やライフスタイルによっては向き・不向きが明確に分かれます。
カラーバターの使用が強くおすすめできる人
- ブリーチ毛のダメージやパサつきに悩んでいる人:90%以上の高保湿トリートメント成分が傷んだキューティクルを補修し、カラーリングと同時に驚くほどの指通りと艶を取り戻せます。
- 定期的にインナーカラーや裾カラーの色味を変えたい人:残留しにくく数週間で自然に褪色するため、季節やイベントごとに様々なカラーチェンジを低コストで楽しめます。
- サロンカラーの退色防止・メンテナンスを行いたい人:シルバーアッシュやピンク系など、サロンで染めた絶妙な色合いの黄ばみ・色落ちを自宅で手軽に補正できます。
使用に慎重になるべき人・おすすめできない人
- 完全な黒髪や地毛から髪色を明るくしたい人:トーンアップ作用が皆無であるため、目的を果たせません。事前のブリーチまたはライトナーによる脱色施術が必要です。
- 近いうちに高明度のホワイトブリーチや縮毛矯正を予定している人:特定の濃色(特に赤・青・緑のビビッド系)は、髪の内部に染料が定着しすぎて次回のサロン施術で脱色しきれず「残留色素」として濁りを残すリスクがあります。サロンでの施術予定がある場合は、担当美容師にカラーバター使用履歴を必ず申告してください。
【エンシェールズカラーバター 使い方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:カラーバターで染めた後、次回のシャンプーはいつから行えばいいですか?
A1:定着をより強固にするため、施術当日のシャンプーは避け、翌日以降(24時間後)から通常のシャンプーを行うのが理想的です。また、色持ちを最長化させたい場合は、洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーや、同系色のカラーシャンプーを併用することをおすすめします。
Q2:皮膚や手、お風呂場のタイルに色がついてしまった場合の落とし方は?
A2:肌についた場合は、直ちに石鹸やクレンジングオイルで優しく洗い流せば落ちます。爪の間に入ると落ちにくいため手袋の着用は必須です。万が一お風呂場の壁や床、洗面台に付着した場合は放置せず、即座に水やカビ取り用塩素系漂白剤で拭き取ってください。時間が経つとプラスチック素材に色素が沈着し、落とせなくなる恐れがあります。
Q3:色落ちするまでの期間はどのくらいですか?長持ちさせるコツはありますか?
A3:ベースの明度やカラーによって異なりますが、目安として淡い色調で約2週間、濃い原色系で約3週間〜1.5ヶ月程度です。色持ちを良くするためには、「塗布時のラップ加温を徹底すること」「40度以上の熱いお湯での洗髪を避けること」「お風呂上がりは濡れたまま放置せず速やかにドライヤーで乾かすこと」の3点を徹底してください。
Q4:1回で使い切れなかったカラーバターは保存して後日使えますか?
A4:保存可能です。酸化染料のように1剤と2剤を混ぜて化学反応を起こすタイプではないため、容器のフタをしっかり閉めて直射日光・高温多湿を避けた冷暗所に保管すれば、数ヶ月〜半年程度は品質を維持したまま再利用できます。ただし、水や異物が混入しないよう清潔なスパチュラ等で取り出して使用してください。
まとめ:正しい使い方で失敗を防ぎ、鮮やかな艶髪を手に入れよう
エンシェールズカラーバターは、髪を痛めることなく自由自在なカラーリングを叶えてくれる極めて優れたヘアアイテムです。その真価を100%引き出す鍵は、「ベースとなる髪の明るさの把握」「乾いた髪と濡れた髪の使い分け」「ケチらない十分な塗布量」「ラップ加温による定着促進」という基本原則の徹底にあります。
ネット上の誤った情報や自己流のショートカットに惑わされることなく、毛髪科学に基づいた正しい手順を踏むことで、セルフカラーであっても色ムラのない鮮明な発色としっとり滑らかな手触りを両立できます。本稿で解説したプロ直伝のポイントを実践し、ダメージを気にせず思い通りのヘアカラーを楽しんでください。 (出典: エン シェール ズ カラー バター 使い方(Yahoo!ニュース))